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ギュラ&みゆきのダイアリー

プロフィール

ニャリみゆき

兵庫県西宮市出身。 高校在学中より子供ミュージカル劇団に所属。ミュージカル女優を夢見て大阪音楽大学声楽科に入学。音大在学中よりMC(司会)、モデルなどの勉強を始める。
音大卒業後は子供達にピアノを教え始める。またプロ社交ダンサー(JBDF)としても活躍。歌の成長が遅かった為、20代は歌以外の様々な経験を積む。
2004年より自身のプロデュースで、ニャリ ギュラ氏とディナーコンサートを始める。また2006年にGM Art Grace(株)を設立。
音楽を通して伝えたいもの
 私は今若干の生徒ですが、個人レッスンで声楽とピアノを教えています。
昔は幼稚園並みのたくさんの未就学児童を中心に教えていましたが、今は新規生徒の募集は大々的にしていないので個人レッスンの方では細々と教えています。

今日はバッハのインベンションをレッスンしている小学校5年生の生徒のレッスンでしたが、彼は遠方から来ているので月2回の2時間のレッスンをしています。

バッハを教えていてつくづく感じるのはバッハの音楽の深さ。それは聖書の様です。
15曲のインベンションの中に学ぶべき和声はもとより、人間の感情表現までもが15曲の間に網羅されています。私は改めてバッハの曲の素晴らしさに気づいています。

音楽を通して何を教えるか? <精神>、そして音楽が持つ<気品>です。

それは椙山先生がいつも講座の中で伝えていること。

精神を学ぶためには音楽だけではいけない、音楽の後ろにある哲学、その他の芸術までも総合的に知る必要があります。

私はピアノを教え始めたころから20代はとにかくいろんな音楽教育メソッドを勉強しました。
樹原先生のピアノランドメソッド、北山智恵先生の講座、全調メソッド、リトミックなど日本では著名といわれる先生方のありとあらゆる教育法を学びました。
そして最後に行き着いた<これだ!!>という講座が椙山先生の講座でした。
今までに椙山先生の様な講座を見た先生はいません。
音楽以上に大事な精神を学ばせてくれるのです。未だかつてこの様な講座はありませんでした。
先生自身もご高齢ですが、人間的に奥の深さがある。
私は先生の講座を聞いて、いつも先生の様な人になりたい、と人間的憧れを抱く先生です。
そして椙山先生から教わったことは、私の音楽教育にも生かされています。

私は昨年から幼稚園・保育園コンサートを始めました。
対個人よりも大勢に訴えかけるものをしたい、そんな思いから始まったのが昨年からの<親子のためのコンサート>です。

一期一会になるかもしれない、だけど音楽を通して、大事なことを伝えたい。

幼稚園・保育園コンサートは私にとって大事な経験になるコンサートですので、来年以降も続けます。

さて、話はもとに戻り、
子供に曲を与えるとき、1曲、1曲が出会いです。
好きになる曲もあれば、嫌いな曲もある。人と同じです。
嫌いな曲は主に難しい曲であったり、子供の感性に似合わない選曲をした場合に生じます。
たかが練習曲、されど練習曲。曲を通して生徒に何を学ばせたいのかが重要です。

年齢によって、弾けるレベルによって、選曲が変わりますが、テクニックの奥に隠れている、ストーリーや感情表現を学ぶことこそ、将来のためには重要です。

私はそれを伝えることのできる生徒には伝えています。

インベンションを弾いているその生徒は感情表現、語彙もそれほど豊富でない。しかし、内に秘めている何かがあることを私は知っています。
それを彼が学び、気づくころに(何歳のときかは分かりませんが・・・)変化があるかもしれません。

子供の才能は上手に親が誘導し、指導者がそれを責任を持って指導しなければなりません。
指導者に求められるのは子供に対する深い洞察力と見識、経験、人間的な深さだと思います。

私はその様な教育者でありたいと、思っています。
by gm-artgrace | 2009-09-12 14:37 | その他
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